ドイツのファッション雑誌、プロのモデルを排除
ドイツで最も人気のあるファッション雑誌「Brigitte」が、2010年からプロのモデルを使うのをやめ、「本当の女性」をモデルに起用すると宣言しました。
「もちろんモデルだって本当の女性ですが、私たちが求めているのは、学生とか、DJ、女優、そういった人たちです」
と語るBrigitteのファッション・ディレクターは、痩せすぎのモデルたちを健康的に見せるためにフォトショップなどのソフトで加工することにうんざりし、プロのモデルを使うのをやめることにしたそうです。
ファッション業界が痩せすぎのモデルを使うことを問題視する動きは、何年か前から出ていました。数年前にスペインでやせすぎのモデルの使用が禁止になったときは反発も多かったようですが、有名モデルが拒食症で亡くなるなどの事件もあり、ファッション業界も少しずつ変わってきているようです。
先週はロンドンでMark Fastが3人のプラスサイズ・モデルをショーに起用し、スタッフと大もめになったそうです。スタイリストの一人は、その場で仕事をやめたとか。
「やせていること=美しい」という図式を刷り込まれて苦しんできた多くの女性にとって、この動きは歓迎すべきものだと思いますが、美の固定観念を変えていくのも時間がかかるもの。
普通の女性の写真が載った雑誌が、今までのように売れるのでしょうか。
「もちろん、私たちは、普通の女性たちをゴージャスに見せてみせます。うちで最高のフォトグラファーを使うつもりよ。退屈な主婦の雑誌にするつもりはないわ」
(Brigitteのファッション・ディレクター)